伊東皮膚科(旧伊東小児科皮膚科医院) 堺市,南区三原台, 皮膚科

よくある質問

診療についてよくいただく質問を集めました。

質問と回答

 

Q:アトピ-性皮膚炎とは?

A:痒みを伴い慢性的に経過する皮膚炎(湿疹)ですが、その根本には皮膚の生理学的異常(皮膚の乾燥とバリアー機能異常)があり、そこへ様々な刺激やアレルギー反応が加わって生じると考えられています。慢性的ではありますが、適切な治療をきちんと受ければ、いずれ治ったと同様の状態になることが期待されます。当医院では、最適な治療のためにTARC(タ-ク)検査を行っています。 TARC検査とは、アトピ-性皮膚炎が重症になるほど著明に上昇し、軽快に伴い減少するという、湿疹の状態を客観的に数値化する血液検査なのです。湿疹が一見改善しても、まだ皮下では炎症が残っていて治っていない事を認識するのに役立ちます。治療を中断すると、再発・悪化しやすい状況にありますので、見かけの改善ばかりでなく、TARCが基準値未満を保つことが必要です。

Q:にきびとは?

A:思春期ごろから男女とも男性ホルモンの分泌が活発になり、ホルモンの影響で皮脂の分泌が過剰になり、毛穴にたまった皮脂を栄養にして、アクネ桿菌が増殖し角質層が厚くなり、皮脂がどんどん毛穴につまります、さらに、細菌が増殖して炎症をおこし、赤い膿をもったにきびになってしまいます。

Q:しみとは?

A:シミと一口に言っても、医学的にはいくつかの疾患があります。日光黒子・ソバカス・炎症後色素沈着・肝斑・後天性真皮メラノサイト-シスなどが挙げられます。それぞれ原因も治療も異なります。紫外線を防ぐことが一番です。
内服薬・美白外用剤・レ-ザ-治療・イオン導入・ケミカルピ-リングなどが効果的です。

Q:ケミカルピ-リングとは?

A:ケミカルピーリングとは、皮膚に化学薬品を塗り、皮膚を剥がすことによって起こりうる現象や効果を利用して行う治療のことです。
1990年代になり、美容に関する情報や治療が日本でも広く普及しました。その中で以前より欧米で広く行われていた、ケミカルピーリングという方法が日本に導入され、多くの施設で行われるようになりました。しかし、それとともに国民生活センターの全国消費生活情報ネットワーク・システムには、腫れや炎症などの危害例の相談が多数寄せられるようになり、厚生省としても早急な対応が必要となり、2000年6月には厚生省健康政策局医事課より「ケミカルピーリングは業として行われれば医業に該当する」と明言されました。日本皮膚科学会はケミカルピーリングを行う医師、当該関係者の教育、国民への周知が責務と判断し、安全なケミカルピーリングを行うための治療ガイドラインを作成し、基本的理念として「ケミカルピーリングが、皮膚科診療技術を十分に修得した皮膚科専門医ないしそれと同等の技術・知識を有する医師の十分な管理下に行われるべき行為である」と記載されています。




更新日:2014-11-26